日本株投資に対して思うこと

この記事を執筆している現在で日本株は市場最高値を更新し、絶好調です。
一方で、長らく投資対象としては日本株より米国株などの投資を推奨する方が多かった印象です。
自分はこれからの時代は日本株投資も十分なリターンを期待できると考えているため、実際今も日本株インデックスに投資しています。
日本株に対して普段感じていることをまとめてみました。

なぜ日本株を好まない人が多いのか

日本の経済自体が今後伸びていかないと考えている人が多いようです。現在進行形で進んでいる人口減少、国民の保守性から社会が変革しにくい、イノベーションが起きないなどの理由が考えられると思います。実際、日本株の主要インデックスである日経平均株価はバブル期の最高値を30年以上更新できませんでした。
一方で米国経済・株式はこの30年で大きく成長しており、それと合わせて「日本株より米国株」という考えになるのは当然の流れかなと思います。

それでも日本株をおすすめしたい

以上のような理由から日本株を敬遠し、米国株などの外国投資に流れるのは理解できます。実際、新NISAを利用した投資先として人気なのは「オール・カントリー」や「S&P500」といったインデックスに連動する投資信託です。
一方で日本株への投資もメリットがあると考えています。

・為替リスクを考慮しなくてもよい

我々は日本で暮らし、生活しているため、当然ながら普段使う通貨は円であり、資産の多くは円ベースの資産です。日本株への投資は当然円で行われるので、海外投資の際に考慮すべき為替リスクを考える必要がありません。為替リスクがない分、投資に対するリスクを抑えることができます。

・企業の意識や市場改革が進んでいる

日本株は30年以上停滞していると言いながらも、近年は各企業の株主還元策も充実してきており、また東証プライムなどの新たに市場が再編されたりと、少しずつではありますが株式市場の改善が進んでいます(東証プライムには少し問題もあると思いますが…)。
最近は各企業が配当性向の向上を目標に掲げたり、積極的な自社株買いを行ったりと、株主にとっての投資妙味が高まっていると感じます。

・日本はデフレ局面から脱し、インフレ局面へ

日本株投資に期待が持てる最も大きな理由が、日本は今後継続的なインフレ局面へシフトしていくと予想されることです。
インフレ・デフレという言葉の意味になじみがない方にはあまりイメージしにくいかもしれませんが、簡単に言えばお金(円)の価値が下がって物(株式)の価値が上がっていくというイメージです。日常生活では単純に物の値段が上がるという印象があると思いますが、物の値段が上がっているという裏側ではお金の価値が下がっているという表裏一体の関係なのです。
これを株式との関係でどのような影響があるか極端な例で言うと、今までと全く同じ経済活動をしていても、数字の上では売上・利益等の企業業績は拡大していき、それに伴い株価も上昇していくことが予想されます。

ポートフォリオのバランスが大事か

日本株をおすすめする理由を書きましたが、すべてを日本株にすべし!ということではなくて、ポートフォリオの一部を日本株にしても悪くないのではないか、というふうに感じています。
私もポートフォリオの構成は日本株50%・米国株50%の構成を意識しています。
2025年中盤は日本株もかなり好調になってきています。ポートフォリオに日本株を入れてみることも検討してみてもよいのではないでしょうか。

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