株価の予測はプロでも困難
投資で儲けるには、単純に「安く買って高く売る」ことができれば利益を出すことができます。しかし実際に「安い」とか「高い」というのがどのタイミングなのかはわかりません。後からチャートを眺めると、「この底値で買っておけば…」とか思ったりしますが、実際底値に向かって株価が下がっている当時に底値を見切って買い向かえる人間がどれほどいるでしょうか。「もっと下がる」と思って買えないのが人間心理です。
未来の株価を正確に予測するのはプロの投資家でも簡単ではありません。特に短期的な株価の予測は実際不可能だと思います。そのようなことが可能ならプロ投資家も顧客から資金を集めて運用せずに自分で運用すればそれだけで生きていけるでしょう。しかしそれができないから運用手数料で商売をしているのです(なかには短期トレードで生活をしている方もいると思いますが、非常に特殊な例です)。
いわゆる専門家と言われる人々の予想が結果どうなっていたかあとから検証してみるのも面白いかもしれません。
予測はできないが…
株価の短期的な予測は不可能ですが、長期的には株価は右肩上がりになっているという歴史的事実があります。有名なアメリカのS&P500は、短期的な上下動を繰り返しながらも超長期ではきれいな右肩上がりのチャートとなっています。
また日本の日経平均株価もバブル期の最高値が異常値と考えるならば(私はバブル期の株価は異常値であり、除外して考えるべきと思っています)、低迷する期間はあるもののこれも超長期ではおおむね右肩上がりの動きなっていると思います。
資本主義の本能として付加価値は増加し続けていくと思われるため、それにともなって株価も長い時間をかけて上昇していくものと考えています。
予測はできないという前提での対処方法
短期的な株価予測は不可能、しかし超長期で見ると株価は上がっていくものと考えるなら、以下の点を意識して投資を行うのが手堅い方法ではないでしょうか。
・ 長期で保有する
・ 銘柄を分散する
・ 時間を分散する
これらの注意点を満たす投資方法としては、やはり低コストインデックスファンドをドルコスト平均法で購入していく、という答えにたどり着くと思います。
低コストファンドを買うことにより長期保有による手数料負けを抑えることができます。
またインデックスファンドを買うことにより銘柄分散が可能です。さらにドルコスト平均法により買い続けることで時間分散もできています。
これらの理由から私も現在低コストインデックスファンドをドルコスト平均法で買い続けています。この方法が経済合理性の点からも最適解ではないかと感じています。
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